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□愛故、これ捏造
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3話後捏造/ロロルル+生徒会
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 偽物、贋物、偽者






「駄目!こ、これは僕が兄さんから貰ったロケット…なん、だから!僕の、僕のもの!!」


「ろ、ろ…?」



先程の疑惑に満ちた瞳は姿を消し、代わりにその瞳は動揺と焦りに揺れ、俺が差し伸ばした手からロケットを隠して絶対に渡さないと必死に己の胸に押し当てロロは、お願いだから、と縋る様に俺を見た。



正直、驚いた。


俺はてっきり、そうだよね?僕には似合わないよー。って、苦笑しながらロケットを渡すと思っていたから。

いや、それよりも……この、偽りの弟がこんなにもロケットに依存し必死に僕の≠強調して、今にも泣きそうな顔に豆鉄砲をくらった気分だ。


ロロ・ランペルージ。
きっと、いや、確実に奴は俺の監視者でブリタニア側の人間だ。
なのに、アイツは監視対象者≠ナある俺から貰ったロケットを何故そこまで大切にしている?



まるで、まるで……


本当の兄。から貰ったプレゼントみたいに…




「ぼく、の…な、んだ…」



ぽつり、ぽつり、と何かに耐える様に言葉を零し、今は俯いているからロロの表情は読み取る事は出来ない。が、どうしてかその姿に胸が締め付けられた。


「、ロロ」


ああ、本当意味が分からない。





コイツにも、俺自身にも


「に、いさ…んっ」


ぎゅ、と抱きしめたらロロは一瞬肩を震わせたが、怖ず怖ずと俺の背中に腕を回してキツク服を握ってきた。


「ごめん、ごめんな?」


それはお前のだよ。と優しく声を掛けながら髪を撫でる。
腕の中で震えるロロは俺の肩に顔を埋め、そこから伝わる涙の熱は…気付かないでおこう。



「……ロロ、」

偽りとはいえ、記憶を無くした1年の間ロロは俺の弟で、大切な存在だった事には変わりはしない訳で、………



「ロロ、……」



掌に感じる髪の感触は柔らかく、スッ、と梳けば香る自分と同じシャンプーの匂いに自然と頬が緩んだ。
すると、ロロは顔を僅かに上げると猫の様に俺の頬に擦り寄って甘えて来た。



(……、)

おどろいた。


俺はまた目を見開き腕の中に居る彼を見つめるが、クスリと笑みを浮かべ優しく囁いた。


















「てのかかる弟だな、ロロは」



「、」



服を掴むロロの手の力が強くなった。







(今だけは、大切な弟で)


(ぼくのねがいはかなわない)




 *







 すてきな奥さん!






「へぇ〜〜、ルルーシュって料理うますぎ!ってか家計簿つけてるとかお前ウケルっ!!」


感嘆するのか、馬鹿にしてるのかハッキリしろ。
ケラケラと笑う味音痴こと、リヴァルをギロリと睨みつければ彼は怖い怖いと肩を竦めた。
反論してやろう、と口を開こうとしたら笑顔の会長が俺を後から抱きしめて頬を突いて来た。突然だったから変な声を出してしまったではないか!というか苦しい!!


「ちょ!?料理中なんですから止めて下さいよっ」

「えぇ〜〜〜っ」

「か、会長から離れろルルーシュゥゥウ!!!」



片思い中の会長がベッタリと俺にくっついているのが気に食わないのかリヴァルは焦って引き離そうとするが、会長は逆に強く抱きしめてきた。ああ、止めてくれ!
後ろからはシヤーリーが小さく悲鳴を上げて派手にクリームをぶちまけて転んでいるし、会長は会長でニヤニヤしながら「ルルちゃんってば良い嫁になるわぁ〜!ってかピンクのフリフリエプロン可愛いすぎよっ!!」


…貴方が着せたんでしょう!!!(無理矢理にも程がある)



「会長!いい加減にしないと怒りま、ひゃあ!!!??」


「え、」

「ル、ルーシュ…?」

「あらららら」



自分でも信じられない高い声が出て、一気に顔が羞恥に染まり上がった。
会長め!!!いきなり服の中に手を入れて撫でるなん、て、卑怯すぎる!!ってかやった本人がポカンとするな!俺が一人でやったみたいじゃないかっ!


「か、いちょう…っ」


「、」


いい加減にしろ!と睨みを効かせて会長達を見たが、何故か彼等は顔を真っ赤にして耐える様にふるふると体を震わせている。
え?、と不思議感覚が過ぎるよりも早く、緩んでいた会長の腕の力が強くなり、その豊満な胸に俺は顔ごとダイブした。


「ぶっ!!?」

「〜〜っ、そんな潤んだ瞳に桃色に染まった頬、情事後みたいな感じで睨んでも誘ってるとしか見えないわよぉーーーーっ!!ああんっ!もう!!ルルちゃんお嫁に来なさい!!!」


「ルルぅ〜!!わ、私頑張るから!!頑張るからね!!?ルルを満足させてあげられる様に!毎夜毎夜、嫌って言うほど善がらせてあげるからっ!!!」


な に を だ !!!??

頑張るって!?毎夜毎夜善がらせるってぇえ!!?
俺は誘ってない!!嫁に限定するな!!



ギャーギャーと騒ぐ会長とシヤーリー。そしてぶつぶつと「ルルーシュを養うのには…、いや、子供は2人で…」俺は男だ!!子供は孕める訳無いだろう馬鹿者が!なんて、…悪友に反論する気も起きずに、俺は頭の中でふわふわで笑い、優しい存在で大切な弟、ロロに早く会ってゆっくりしたい……。と思いを馳せるのだった。




たすけてくれ!!





















「……………ロ、ロ??」

「ヴィレッタ先生。ここにいる監査員の人達殺して新しい人、用意してください。」

「なっ!!?」

「貴様!?」


「兄さんのこーんな愛らしくて可愛い姿を見といて生きていられる訳ないじゃないですか?って言うか、死ぬ前の最後に兄さんの媚態見れて良かったですね」



「「「「っつ、!!!??」」」」


無邪気な笑顔を浮かべながら手には鋭利なナイフを握り、驚愕と恐怖におののく調査員達にロロは「兄さんは僕の、なんですよ」と言葉を発すると同時、ヴィレッタの悲痛な声を無視しながらロロは右目に宿る魔の力を。鳥が羽ばたいたと思ったら調査員達は既に息をしてはいなかった。



「あ、ヴィレッタ先生?僕、もう兄さんのところに戻りますね」


横たわる死体の下には夥しい血の海が広がっているが、当の本人は一切返り血は浴びず、何事も無かったかのように微笑むロロにヴィレッタは背筋が寒く、底知れない恐怖が這い上がってくる感覚に陥りながら去って行く彼を見送るのだった。









(ルルーシュ……お前程の苦労人は見たことが無い)

(は?どうしたんですかヴィレッタ先生…)

(…………………一番、幸せになってほしい、な)


(?)



08.04.20
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ああもう駄目だ!!!るるちゃま川湯過ぎて死んじゃいそうだぁー!!ギアス最高!!1シーン1シーン全てに萌っ!!!ふ、ふつくしすぎますっ!!

ハァハァ(*´Д`)るるーるるー


 

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