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□死体は桃色ガブリエルに
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 死体は桃色ガブリエルに




沈みかけた太陽はオレンジ色の光が誰も居ない教室に注ぎ込む。


「‥静か、ですね」


先程まで賑わっていた教室には私一人きりで、黒い影がひとつ、伸びているだけ。
何故か、いつもより切なく感じてしまうのはどうしてだろうか?
そういえば、いつか誰かが朝日が誕生だとすれば、夕陽は死、だと言っていた。と思う



私の名前は糸色 望。

私立アッシュフォード学園の古典の教師をしています。
ああ!止めて下さい!!横に私の名前を書かないで下さい!














  糸
  色

  望




(ふぅ、これでよし!)

黒板に書かれた自分の名前満足気に見ていると、不意に背後から気配。

「何、やってんだ?」

「おぅわ!!?」



びくーん。と背筋を伸ばす程驚き、声がした後ろを振り返ればキラキラと夕陽に反射して輝く漆黒の髪に、アメジストの瞳を持ち、所謂絶世の美少年と言われているルルーシュ・ランペルージ。その人が不思議そうな瞳で私を見ていた。


「い、いえ。何と言いますか…」

何をしている?と、いわれても、おいそれと自分の名前を書いて満足してました。なんて言えません。ええ、言えませんとも!恋人の前でッツ!!!
ぐぅ、と言葉を詰まらせる私に目の前の愛しの恋人であり、大切な生徒であるルルーシュは、コトンと小首を傾げ上目使いで私を見てきた。

「、」


何なんですか!貴方って言う人は!!口は乱暴で、私を損在に扱ったり恋人らしくない雰囲気ばかりだけど!たまに見せる行動や仕種、構って欲しくて擦り寄る姿とか!とか!とか!!目茶苦茶可愛いいんですっ!


「…?のぞむ??」


ルルーシュの声でハッと我に返り、自分の名前を背で隠す様にしていた私に気付い彼は、ひょいと私の体をずらして黒板に書かれた名前にぱちぱちと数回瞬かせた。


「…お前の名前??」

「…は、はい」

「ふん、」


彼は黒板に書かれた名前を見つめたまま、顎に手を宛てて思考を巡らす。私は頭に「?」のマークを幾つか浮かばせながらルルーシュの行動を見つめる。
幾暫くし、彼はボソリと「寂しいな」、と呟くと白いチョークを片手にして黒板に文字を書いて行く。


「えっと、ルルーシュ??一体何をするつもり何ですか…?」

「まあ、見ていろ」

「はぁ、……」


鼻歌を口ずさみながら綺麗な横顔で黒緑色の板に真っ白な色を加えて行くルルーシュに思わず見とれてしまい、「出来た。」と楽しげな彼に気付き、黒板を見た時には本気で息が止まり言葉に詰まってしまった。


だって、そこには






































      ∧
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   ̄ ̄ ̄ ̄T ̄ ̄ ̄ ̄
    糸 | ル
    色 | ル
      | |
    望 | シ
      | ュ







































(一緒に心中しましょう!!)

(貴様一人で死ね。)



08.03.22
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ヘタレ鬼畜絶望先生とツンデレルル。
このカプ好き!裏有りで書きたいな〜


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