駄文@

□ジャミ監B
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「…抱かれるために恋人が部屋に来るというのは、なかなか興奮するな。」


ユウは大人しく期待の眼差しで俺を見つめている。
ユウも俺と同じように、欲情に翻弄されて、何とか理性で食い止めているのがわかる。
早く触れてくれと訴えるような視線に、さて、どう調理してやろうかと舌舐めずりしながらベッドに連れて行き、ユウの服を脱がせていく。
あっという間にショーツ1枚だけを残して、ユウの唇にキスをした。
ユウが部屋に来る前に、軽く準備を整えておいた。
だから、まだ唇が触れる距離で

「…今夜は、いっぱい声を聞かせてくれ。俺にしか聞こえないから、安心していい。」
「…やる気がすごい…」
「あぁ、俺だってお預けを食らったんだ。抜かりはない。」

深くキスをする。
ゆっくりじっくりと長い時間をかけてキスをする。
ユウの目がトロンとしてきたら頃合い。
頬に、鼻に、額に、耳、首筋へとキスをして、鎖骨あたりに強く吸い付いて跡を残す。
肩も腕も余すとこなくキスをして、たまに跡を残して、手の甲にもキス。
ユウの瞳を見つめながら、指先にもキスして、舐めてしゃぶる。
唇はそのまま腕を通って、二の腕に吸い付く。
胸をあえて素通りしてお腹にキス。
臍を舐めて、骨盤、内腿、膝、足首、足指まで唇で触れた。
最後に一番触れたいところへ、やっと顔を埋めて、両手で掴む。
ユウは胸に触れる前から息を荒げて、大してイイ所に触れてもいないのに、敏感に反応してくれる。
頃合いを見計らい、乳首へ。
瞳を見つめながら、あーんと大きく口を開けると

「ひぅ…っ!」

吐息がかかるだけで、ユウは身体を震わせた。
胸元を早く舐めてと言わんばかりに浮かせながら、俺が与える快感に小刻みに震えながら全身で期待している。
つい悪戯心で、フッと息を吹きかけると、それすら刺激になってビクビクと身体は震える。

「っ、…っ、いじわる…」

明らかに楽しんでいる俺を見て、憎まれ口を言わずにはいられないのか。
詫びるように微笑んで、ガブリと乳首を口に含んだ。

「あ、あっ、あぁっ!」

まるでそれだけでイッてしまったのかと思う程の反応に、先端からジワリと先走りが溢れた。
舌で乳首をクルクルと回して、吸い付く。
緩急をつけて舌先で、乳首の先端を押し潰す。
クリトリスを責められているかのように、敏感に反応を返すから、ふと下着へ目をやると、ユウの右手は下着の中へ侵入していた。

「ユウ?」
「っ、…だっ、て…、じれっ、たぁい…っ」 
「…悪い子だな。」
「っ、…」 
「そんなにクリトリスが好きか?」
「…すき…」
「じゃあ、そのまま触ってろ。」

ショーツを脱がせてしまうと、びしょ濡れの性器が露わになる。
指はやはりクリトリスに触れている。
そこまで焦れる程、ユウも今夜を待ちわびていたのか。
その事実にさらに興奮する。

「続けろ。」
「っ、」
「ほら、早く見せてくれ。」
「や…」
「あぁ、俺も見せる約束だったか。」

そこでやっと服に手をかけた。
寝巻きもボクサーパンツも脱ぎ捨てて、ユウと向かい合うように座って、勃起したモノを握る。

「ほら。」
「あ、」
「っ、…はっ、…っく、」

上下に扱き、息が荒くなる。
舌舐めずりしながら、ユウを見つめながら扱く俺から、ユウは視線を反らさない。
目だけで続けろと急かすと、そっと答えるようにユウは指を動かす。
どちらからともなく、いやらしい音が聞こえ、耳を犯す。

「ん、ハァ…っ、は…っ」

扱きながら、近付く。
よく見たい。特等席へ。
ユウの指の動きをジッと見つめる。
そうやって触れているのか。

「や、近っ、ぁん、」 

クルクルと指先を回して、たまに上下する。
ヒクヒクと入口が蠢いて、トロリと蜜が垂れる。
堪らず、指を2本入れるとあっさり受け入れ喜ぶように締め付ける。

「あぁぁ…っ♡」

ユウは喜ぶように達した。
構わず指を動かす。

「あ、あっ、だめ…っ、きもち、良すぎちゃ、あぁっ」
「どこが?」

尋ねながら、指を出し入れする。
彼女が望んだように、長い指を御所望だったから、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜてやる。

「だめぇ、きもちいぃ、っ、もっと…っ」
「クリトリスが?」
「ちが、ぁ、」 

ゆっくりと中に入った指を引き抜いて、入口で止める。

「っあ、」
「…どこだ?」
「…っ、おまんこ…、もっとして…」

露骨な言葉に、射精がこみ上げる。
言うとは思わなかっただけに、今のは危なかった。

「もっと…、ジャミル、せんぱいの…、ながいゆびで、わたしじゃ、とどかない、おく…っ、ぐちゃぐちゃに、して…」

さらにユウはたたみかける。
果たしてこれは天然か、わざとなのか、判断がつかない。
俺が望む言葉を、指より太いものを得る為に、先日のお預けを回避するために、俺が我慢出来なくなるようにしているなら、もうわざとだ。

「…はや、くぅ…」

ユウは指で入口を広げて俺を待つ。

「ッッ」

あの時の妄想に近かっただけに危なかった。
指を奥に沈めて、彼女が望むいいところを探る。

「あーっ、あっ、あぁっ…」
「俺の、長い指が好きなんだろう?」
「すき、いっぱい、っ、そこ、はぁっ」
「ここが届かないのか?」
「んっ、すき、すき、」
「もっと奥も好きだろう?」

指は奥へは行かずに引き抜き、枕の下からコンドームを取り出して、素早く装着して、入口へ押し当てる。
ゆっくりと、だけど一気に中に侵入していくだけで、背筋からゾクゾクと快感と幸福が押し寄せる。
射精を促す膣の動きに絡めとられて、もう今すぐにでもブチまけたい衝動と戦う。
ユウは入れただけで、幸せそうに達してしまった。
そのおかげでこちらも持っていかれそうになるのを、歯を食いしばって耐えた。
まだ、もっとナカを堪能したい。
ユウが何度か達した後、やっと1度射精して、休まず2度目に突入した。
ユウにとって俺の2度目は長く

「あぁっ♡むり♡だめ♡あ♡あ♡あ♡きもちいぃ…♡♡」
「はっ、あ、ユウ、もう…っ」 
「あぁーっ♡あ♡あ♡いく♡いっちゃうのだめ♡いっちゃうぅ♡」

ワケがわからないまま、気持ち良さに呑まれ、ユウは更にいやらしくなる。
俺だけを求めて、俺の与える快感に溺れるユウを、ずっと見ていたい。
ずっと、俺だけを見ていて欲しい。
このまま、ずっと。






目を覚ますと、外は明るくなっていた。
隣にジャミル先輩の姿はなく、枕元に置手紙が添えてあった。


朝食の支度に行ってくる。
今日は休みだから、ゆっくりしていてくれ。
朝食を持っていくから、出歩かないように。
終わったら続きをするから逃げるなよ。


とっても帰りたくなってきた。
いやいや、あの人絶ッッ対寝てないし、昨夜あれだけやっといて、まだ???続き???性欲オバケか???途中で電池切れ必須じゃん???休も???寝よ???よし!そうと決まれば脱出だ!

脱がされた衣服を探せば、ご丁寧に畳んでソファーに置いてあるあたりが彼らしい。
ブラとパンツが1番上に置いてあるのは、順番的に履きやすさを重視した気遣いであれと願いながら服を着て、ドアに手をかけ、私は絶望した。
わざわざご丁寧に魔法を使ってしっかり鍵をかけていた。
こちら側から開かない仕組み付き。

賢明な判断だ。もし誰かが入ってきて困るのは私だ。
だけど、こちら側から開かない仕組みという点が非常に不可解だ。
逃げるなよ、と書いてあった。
これは、逃さないからな、に訂正すべきでは???

とことん付き合うしかない。 

選択肢がない。一択だ。
諦めた私は着た服を脱ぎ捨て、布団に逆戻りした。下着は勝負用だったから着けておいた。もう今更だし脱がされる運命だとしても。
タイミングよく、ガチャリとドアが開いた。
彼が戻ってきた。


「おはよう、身体は大丈夫か?」
「…おはようございます。身体はもうだめです。しんどいです。股から裂けそうですし、グリムが心配です。帰ります。」
「ダメだ。」


ぴしゃりと却下して、持っていた朝食を一度机に置いて、私の額と頬にキス。


「残念な事に…、俺は今、人生史上1番馬鹿になっている。ユウのせいだ。責任を取れ。もっとヤらせてくれ。」
「…ジャミル先輩、そんな事言って私が絆されると思ってるんですか?」
「…ダメか…?」
「ちくしょう、絆される!」  



朝食を食べた後、いや、もう朝食中に軽く始まっていた。しっかりセックスした。
でも一度で終了。ジャミル先輩が力尽きた。そりゃそうだ、無理もない。
私に抱きついて離さないまま眠る彼の顔を眺めながら、マジでこの人美人だなと堪能しまくった。
寝てるのをいい事に色んなところを見まくった。
写真を撮りたかったけど許可を得ようと我慢した。

結局、私がオンボロ寮に帰ったのは翌日の早朝だった。





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