駄文@

□ジャミ監H
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丁度、一ヶ月が経過した晩。
今夜はどんな言葉で辱めようか。
ベッドに横になりながら、そんなメッセージをユウに送ったら
ジャミル先輩のえっち
ポツリとユウがメッセージを返した。
久々の反応に嬉しくなる。
しかし自重する気は一切ない。
こんな俺も好きだろう?
ユウが俺を嫌いになるわけがない、という確固たる自信しかないメッセージに、ユウは
大好きです。
即答で返してきた。
満たされる自己顕示欲。
ユウはさらに続けてメッセージを送ってきた。
ジャミル先輩が思うような事、私だって思ってます。
私だって、本当はすごく、やらしい事ばかり考えてます。
そこでメッセージは途切れて
今、やっとオンボロ寮に帰りました。
そんな返事が返ってきた。

飛び起きて、寝間着のまま部屋を飛び出す。
副寮長なのに、外泊届も提出せず、頭の中はユウをブチ犯す事だけだ。
こんな自分を、彼女と会うまで知らずにいた。
まだどこかで理性が、落ち着け、欲情に囚われ過ぎるなだとか、彼女に会うのはともかくそういう行為は遠慮した方がいいだろうだとか、そういう目的で付き合ってるわけではないだろうだとか、次から次に自制する言葉を投げかける。
確かにソレ目的だと思われるのは釈然としない。
ただ顔を見るだけ、それだけでも十分だ。
そう納得しかけたところに本能が
うるせえ!!!
ヤらないでいられるわけがないだろうが!!!
と一蹴してしまう。
熟慮するまでもない。
とりあえず、今夜は寝かさない。
そう決意した所で俺はオンボロ寮の扉を開く。
薄暗い不気味な室内の奥の寝室に、僅かな灯りが彼女の存在を知らせる。
目的はひとつだけだ。
しかし彼女の側にグリムがいるのではないか。
やはり、今日の所は顔を見るだけに留めるべきなのではないか。
そう考えを改めながら寝室の扉を開いて、そっと中を覗き込む。
ユウは布団の中に頭まで包まっているようで、俺が中に入っても気付かない。
そっと近寄ろうにも、オンボロ寮。
ギシッと床の軋む音だけはどうにも出来ない。

「ユウ。」

名前を囁く。
布団の中に包まったまま。
逃げ場を無くすために覆いかぶさる。
布団の塊は何も言わない。

「…ユウ?」

そっと布団をめくる。
彼女の顔がやっと見えた。
真っ赤になって、信じられないと言った顔をしている。

「やっと顔を見れた…。」
「…なんで…」
「…会いたかったんだ。」
「…私もです。」
「会いたかった。」

ユウを布団の上から抱きしめる。
元の世界に帰ってしまったのではないかと、思ってしまった。
だから、連絡手段も制限があるのかと、思ってしまった。
だけどユウはまだここに居た。
それだけで安心した。

だけどユウは、帰る方法がわかった時、俺との事をあっさりと切り捨ててしまうだろうか。
それだけは許せないし、まぁ、ありえないだろうな、と思ってしまう程度に俺は自惚れている。

「…今回は、随分と厄介な依頼だったな。」

しかし、ユウにはそんな事を考えて不安になっていたなどと、悟られないように、普通を装う。

「…もう終わったから話せるんですけど。」
「あぁ。教えてくれ。」
「…多分、後でわかる事でもあるんですけど。」
「…何だ?」

ユウは布団にしがみついたまま黙り込む。
嫌な予感がする。

「…学園長と、RSAに行きました。」
「RSA?」
「はい。会議と視察を兼ねて。」
「会議と視察?」
「最初はただのお手伝いだと思っていたんですけど、パーティーにも参加しなくちゃいけないみたいで、ドレスコードやマナーがあるからって、クルーウェル先生とトレイン先生に、一週間みっちり教え込まれました。」

わかっている。
ユウに拒否権などない事は。
しかしユウは俺の彼女だからこそ。
このやり場のない怒りは、学園長にぶつけるのが正しい。
てめぇの都合で人の女振り回しやがってふざけるな。
会議と視察だけの為じゃない。
パーティーに参加する時に側に置く女が欲しかっただけだろう。
ユウは普段、化粧もせず着飾る事もせずに男装している。
そんなユウに、パーティーに参加するなら恐らく化粧を施し、着飾らせ、隣に侍らせた。その罪は重い。

「そのパーティーに出た時、TV中継とか、雑誌記者とかが来ていたので、恐らく私が載ったり映ったりするかもしれません。」
「…なるほどな。」
「会議と視察とパーティーで、大体一週間くらいRSAに滞在してました。」
「変な奴に言い寄られなかったか?」
「パーティー以外は男装してましたから、大丈夫です。」
「…あとの、二週間は?」
「学園長の仕事の手伝いを。いろんな国に行きました。」

ほう、それはそれは。
学園長とちょっとした旅行に行っていたとしか思えないな。
やはり学園長は油断ならない。

「…私、ここしか知らなかったので、いろんな場所に行けたのは新鮮でした。まぁあくまで仕事なので、観光を楽しむ余裕はありませんでしたが。」

確かに、ユウはここに来てからは、近場の街くらいしか外を知らないだろう。
そんな彼女を連れ出して、色んな国の風景を見せた学園長に、俺は嫉妬しか出来ない。
出来たら俺がそれをしたかった。
あからさまに不機嫌になる俺に、ユウは

「…怒ってます?」
「…学園長に対して、な。……熱砂の国には行ったのか?」
「いえ、行ってないです。」
「…良かった。熱砂の国には俺が一番最初に案内するから、誰とも行くな。」
「ふふ、はい。」

ユウの初めてを独り占めしたい。
そんな幼稚な独占欲が暴れ回る。
しかしそれにすら、ユウは嬉しそうに微笑むから、俺はつけ上がるんだ。

「…我慢出来ないんだが…、疲れているか?」
「…大丈夫、です。」

そっと、布団をめくる。
と、ユウがいつもと違うモノを身につけていたから、一時停止してしまった。
肩紐にフリルがあしらわれた、白のキャミソールワンピースを着ていた。
ユウは今まで寝間着と言えば、エースとデュースからお下がりで貰ったTシャツとハーフパンツばかり着ていた。
くたびれて肩がむき出しになるそれを、着心地がいいからと愛用していた。
今着ているものとは色気が天地の差で無きに等しい。
黙ったまま見つめる俺に、ユウは居心地が悪くなったのか

「き、輝石の国に行った時…、とうとうTシャツが破れまして…、あの、それで、代わりになるパジャマを、買おうとしたんですけど、学園長にもっと可愛いものを買えと、コレを半ば無理矢理、買う事になって…っ、に、似合いませんよね、こんな…」

ナイス、学園長。
この件だけは感謝してやる。

「似合ってる。」
「ヒェ、ありがとうございます…。」
「可愛い、エロい、最高だ。」
「…ふふ。」

ユウが女の子らしいのは、下着だけだった。
私服という私服もなく、いつも制服かお下がりの寝間着。
だから、女の子らしい可愛いものを身につけるユウは、いつもとのギャップがあってたまらない。
俺だけの前で可愛い女の子になるユウを、独占出来るのもたまらない。
キスしながら、ワンピースの生地を確かめるように撫でた。
サラサラの生地が、俺の荒れた指先に引っかかりそうで怖い。
潤んだ瞳で見つめられ、目的を再確認する。

「…いっぱい、触らせてくれ…。」

まだ唇が触れる距離で、小さくそう呟いた。
瞬間、滾る思いがこみ上げる。
また一ヶ月だ。
一ヶ月会えなかった。
一ヶ月触れられなかった。
強めに抱きしめる。
ちゃんと、ユウがここに居る事を、確かめるように。
苦しそうに、でも嬉しそうに、ユウは力を抜いて俺を抱きしめ返す。
腕の力を緩めて、ユウの顔を見つめる。
どちらからともなく、また唇が触れる。
小さな唇に舌を入れて、小さな舌に絡ませて、吸う。
フワリと漂う風呂上がりの香り、久しぶりに味わうユウの甘い唾液、胸元にしがみつく手、全てが興奮材料になって、俺の理性が死んでいく。
ただ、これだけは確認しておきたい。

「…グリムは?」
「…ハーツラビュル、です。」
「…ハーツラビュル寮生か?あいつは。」
「あはは、一応オンボロ寮生です。」
「だったら…」

俺は寝間着変わりにしていたTシャツを脱ぎ捨てた。

「遠慮ナシだな。」
「…っ、あの…」
「ダメだ。」
「まだ何も言ってません。」
「嫌な予感がする。」
「や、あの、久々で、なんか、恥ずかしいだけ、です。」
「いつも通り一ヶ月ぶりだぞ。」
「そうなんですけど、会えなかったから、余計…?そ、それに…」
「…それに?」
「……ジャミル先輩が…、エッチなメッセージばっかり、送るから…、余計恥ずかしい、です…。」
「本心だよ。」

余計な事を言わないように、唇は塞ぐに限る。
キスしながら触れるだけで、ユウの反応か異常に良い。
つい、柔らかい胸元にキスして、歯を当てる。

「い、痛いのはなしです…。」
「好きだろう。」
「痛いのは嫌です。」
「好きって聞いたけどなぁ?」
「それとこれとは、また、違っ、いったぁ!」

言葉の途中で噛み付く俺を、恨めしげに見つめるユウ。
その目を甘んじて受け入れながら、噛み付いた場所に舌を這わす。
それにはくすぐったそうに、気持ちよさそうに反応する。
今度は太腿に噛み付く。

「痛ッ!や、ほんとにっ、噛むのやめてくださいっ!」

その言葉を聞き流して、また噛み付いて、吸いついて跡を残す。

「…何処なら噛んでいいんだ?」
「何処も噛まないで下さい…。」
「噛まれるのがいいって、ユウが言った所があったはずだが?」

ユウの顔はあっという間に赤くなる。
言った覚えがあると、言ったも同然の反応だ。

「…バカ…。」
「言ってくれ。」
「…今じゃないです。」
「それもそうか。だったら、言えるようにしないとな。」

またキスをしながら、胸に触れる。
服の上から優しく撫でてから揉む。
可愛いワンピースを脱がさずに、ノーブラの胸へ直に触れて、健気に硬くなる乳首も優しく撫でる。
ピクリとユウは震える。
撫でるだけで震える。
ピタリと指を動かさずに当てていると、刺激が足りないとばかりに胸を浮かせる。もっと、そうせがむように。
人差し指で弾くと、それすら気持ちよさそうに震える。

「…ン、ふ…」

捏ねるように押し潰して、爪先で引っ掻く。
先端を集中的に責める。

「ん、ん♡んぅ♡」

そこが好き、そう主張するように声が上がる。
元からユウの感度はいい方だが、回数を重ねるにつれて、さらに乳首の感度が上がっているように感じていた。
ユウの舌が俺のされるがままに流されて、実際に動きは止まっていた。
唇を離し、頬や額に口付ける。

「んぅ♡あ♡」

乳首だけで、こんなに感じてくれるユウが愛しくてたまらない。
同時に、もっと快感に堕ちて欲しいと願うから、乳首を攻め続ける。
ユウは足を閉じて、快楽に耐えるように内腿を擦り合わせている。
まだそこへは触らない。
だからユウの腕も封じておく。
両手で両腕を一纏めに掴んで、シーツに縫い付けた。
俺の両手も塞がるため、乳首へ唇を近付ける。
軽くキスしてから、ペロリと舐めて、しゃぶりつく。

「ハァ♡あ♡」

舌で舐めてしゃぶって、歯を当てる。
当てるだけに留める。

「ッ♡」
「…言えるか…?」
「あ♡あ♡」

歯が当たる感触だけで、ユウは背を浮かせて次の刺激を待つ。

「…言えるだろう…?」
「ッ♡あ♡か、噛ん、で…♡」
「…嫌だと言っていたのに?」
「いい♡から♡はや♡く♡」

言質を取ったとばかりに、俺は歯を当てて、乳首を噛んだ。
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