短編
□運命の出会い
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カガリ
君に出会えた日に俺は感謝をする。
「アスラン、君変わったよね。」
「は••••?」
「なんかさ、昔はカガリの一歩後ろにいて苦悩する君しか思い浮かばなかったけど・・・。
今は全く・・・寧ろ一歩後ろを楽しんでない?」
楽しんで・・・?
「なっ!そんな事ない!!ただ・・・」
「ただ?」
「ただ、今は・・・カガリの一歩後ろを守れる事に感謝してる。」
穏やかに微笑むアスランにキラも同意をした。
「でも君、帰ってきてからただのカガリとお話ししてるの?」
「そ、それが」
アスランのため息にキラはまさかと思い恐る恐る言葉を発した。
「ねぇ、君まさか、あのハグからなんにも話してないとか言わないよね?」
「い、いや。そんな事はない!!」
「定例会見の打ち合わせでも話したし。」
それは、アスハ代表としてでしょ!
キラからすれば、アスランの奥手さにはほとほと呆れた。
「なにが、良いんだ、今はこれで。だよ。」
「なっ///」
自分で言ったにもかかわらずどんだけの自惚れていたのだろうか・・・。
「ね、アスラン。カガリにメイリンとはなんにもないってちゃんと言った?」
「?」
「はぁ〜〜」
あぁ、カガリは多分勘違いをしている。絶対に!!
「僕としては、カガリが幸せならどうでも良いんだけど・・・」
「アスラン、もしカガリが傷だらけでそれも男連れで海外から帰国してきたら、君どうする?」
「なっ!カガリはそんな事しない!!」
「元に君したでしょ?」
「でも!!」
。