短編
□changes END
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『アスラン、別れよう?』
突然のこの言葉に驚きを持ちながら、頷く自分がいた。
呆然と、別れを告げられるのに喜びを持てなかった。
今まであんなに、毛嫌いしていたのに・・・。
この後、過ちを侵したのだと気付いたときには、カガリは俺のものではなかった。
『別れたって・・・
どう言う意味なの?』
キラは、カガリと別れたと言うアスランを問い詰める。
だが、中々答えないアスランに痺れを切らした。
『ねぇ、君まさかと思うけど・・・。
バレてたんじゃないよね・・・?』
その言葉を聞いたアスランは、涙を目に浮かべた。
冷たく、そして上手く行かない事さえ全てなすりつけていた事さえ・・
カガリは、全て知っていて・・・
暖かく接してくれていたのにも、関わらず。
『俺は、最低だ!』
ちゃんと、話しをしたい。
出来る事ならば
もう一度ちゃんと話しをしたくて・・・。
何度も何度も・・・
アポイントを取っても、会ってくれないのだ。
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