戦国バサラ成り代わり小説

□銀の瞬き(2)
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小太郎君は大分渋ったのだが、現在大阪にやってきています。

なんか大阪って豊臣っていう勢力があって武力で国を治めているんだって言ってたな。

野蛮で脳ミソ筋肉でできているから近づいちゃダメという小太郎君を説得し(てか小太郎君、めちゃくちゃ悪口言ってない?)、風魔印の俊足で二刻程度で大阪まで来てしまいました。

いや別に歩きでもよかったんだけど小太郎君が一歩も引かなかったからね。

これでも結構強いんですけど。

木刀じゃ心許無いってじっちゃんが言っていたが、俺は危ないと分かっていても真剣は持ちたくねぇって言い切った。

んで仕方なく小太郎君を護衛に連れて行くという条件で大阪まで遠征したって訳です、ハイ。



でもどうしてこうなっちゃったんだろうね。

「また君に会えて嬉しいよ。秀吉や三成君も銀時君に会いたがっていたからね。」

君って城から出ないし警備も強固だから誘拐するのも結構大変なんだよとさらっと犯罪色匂わせることを吐きつつ、仮面をつけたドSの女王様がにっこりと微笑みながら上座に座っていた。

「わ、私はっ、別にお前になんて会いたいとは思っておらん!ただ秀吉様や半兵衛様が一目お会いしたいといったから・・・」

顔を赤くして怒り狂っているのはゴリラと女王様の右腕ことミッチーだ。

『あ、ミッチーだ。今日もその前髪キュートだよ。』

「き、キサマァァァァ!その呼び方を止めろとあれほど言っただろうがぁっ!」

あ、やっぱりミッチーの前髪が気になる。

超気になるから触ってもいいだろうか。

てか会いたくないと言いながら誘拐の実行犯はミッチーだったりする。



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