戦国バサラ成り代わり小説
□銀の瞬き(7)
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帰ってきたドラえ、じゃなかった俺。
じっちゃんの所に帰ってくるのに一か月以上かかってしまった。(小太郎君の俊足ならほんのちょっとなんだろうね)
でも自分の足で帰ろうとすると寄り道しなくてもこれだけかかることを知った。
馬を使えばよかった?
ノンノン、自慢じゃないが普通免許一種しか持っていないから運転できないんだよ。
この時代に銀チャリ(『銀』と書かれた原チャリ)がないからもうどうしようもない。
変態から逃げるのも己の足しか頼れない。
おっと話が逸れた。
「銀さん、僕氏政さんにご挨拶してくるから離れるね。」
「そっかー、金ちゃんも一応国主なんだよなぁ〜。」
「その一応って言葉が引っ掛かるけど今は聞かなかったことにするね。
氏政さんもそうだけど家康さんにも東軍につく旨を伝えないといけないからね。」
「あれれ〜俺の耳が悪くなったのかな?今変態の名前が聞こえた気がしたんだけど。」
「あれ知らなかったの?
家康さんが東軍総大将だよ。」
「世も末だな。」
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