戦国バサラ成り代わり小説

□銀の瞬き(8)
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「さぁ召し上がれ!」

『すいませんもう十分に食べたんで。』

「遠慮はいらないよ!」

『いやだから俺はもうお腹いっぱいで』

「銀時さんは慎み深いね!」

『人の話を聞けぇぇぇぇ!!』

なんだよこのサル、ウンコじゃダメだから団子で攻撃を開始したよ。

あ、コラ!

『団子を投げつけるんじゃねぇ!』

「アハー!だって銀時さんがちっとも食べてくれないから。」

だって小太郎君が「よそのお家で出されたものは食べちゃいけません!」っていうからさぁ。

しかもあのヤンデレ幸村君の部下だよ?

サルお方だよ?

大阪の二の舞にはなりたくない。(小太郎君の怒りは凄まじかった)

そして一番怖いのは俺がいると知れば「銀時殿ー!」と言って突進してくる幸村君がすぐに来ないという事実だ。

何裏で怖いことをしてるんだろうあの子。

「心配しなくても旦那ならお館様のところで婚儀の許可を取りに行ってるだけだから。
すぐ帰ってくるから。」

『なんでここの奴らの目は曇ってるのかな?!

帰ってこなくていいから、宇宙の果てまで行って帰ってこなくていいから。』

そういえばホームランした家康君と三成君は無事に家へと帰れたのだろうか?

あの変態の力を別のことに使えば世界が救えるのになって思う今日この頃。



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