戦国バサラ長編夢小説
□お母さんと一緒!(2)
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今日から君たちも幼稚園だ!
お母さんと一緒!(2)
「佐吉君、竹千代君いらっしゃい。」
二人仲良く庭で遊んでいる(佐吉君はおもちゃの刀で何やら鍛練とやらを、竹千代君はガンダムフィギュアで「タダカツ!」と言いながらぶいぶい遊んでいた)ところをお呼び出し。
「かーさんなにー?」
「かあさん、おはなしとはなんですか?」
特に教えたわけじゃないのにお行儀よく正座をする二人にいい子と褒めてあげる。(佐吉君は顔が真っ赤だ)
「あのね、そろそろ二人とも幼稚園に行くお年かなー?と思ってね。」
「・・・」
「ようちえんってなんだ?タダカツみたいなものか?」
タダカツがなんなのかは知らないけど違うと思うよ。(でも竹千代君の笑顔が可愛いから許そう)
「幼稚園はね、佐吉君や竹千代君ぐらいの子たちが集まってご飯を食べたり遊んだりするところだよ。」
「おもしろそうだな。ワシようちえんにいきたい!」
「竹千代君は友達がほしいんだね。」
「おぅ!」
元気いっぱいに喜びを表す竹千代君と違い佐吉君はなんだか浮かない顔をしている。
「佐吉君は嫌だったかな?」
「・・・できるならいきたくない。」
めずらしい、佐吉君が初めて我儘を言った。
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