戦国バサラ長編夢小説

□お母さんと一緒!(6)
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『ゴーゴーホンダム!ゴーゴーホンダム!』

「ごーごーほんだむ!ごーごーほんだむ!」

今日は竹千代君の好きな「機動戦士ホンダム」が放送される日だ。

なぜか竹千代君は機動戦士系のアニメでこのホンダムという戦士に惹かれた。

なんでも「タダカツにそっくり!」だそうだ。

タダカツさんって実は地球を守るヒーローなんじゃないかって思う今日この頃。

ホンダムに夢中な竹千代君とは正反対に、佐吉君は静かに絵本を読んで時間を過ごしている。

本当に本が好きだなぁと思いちょっと傍に寄って見る。

私に気付かないほど集中して読んでいる本をちらりと見ると「わたしならぼーっとしないぞ・・・」とぶつぶつ言って読んでいる、かぐや姫を。

あぁ、かぐや姫がお月さんに帰るシーンだね。

帝の兵は斬りつけ矢を射るどころか言葉も出すことなく眺めていたからね。

「わたしならだいじなものはあいてをきってでもまもる。」と少し物騒なことを言いながら読み続けている。

どうやら二人はそれぞれ自分の時間を満喫しているようだ。



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