戦国バサラ小説

□織り姫と彦星
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七月七日。
世間でいう七夕祭りである。
伊達軍も例外なく、笹を至る所に据え、飾りを拵え飾っていた。
政宗も行事ものが嫌いではないので、散歩がてら城を見に歩いていた。
「あ、梵じゃん
語尾にハートマークを付けて呼ぶキモイ奴(←ひどい)、政宗の従兄である成実だった。
「Ah、成実か。飾り付けは進んでいるのか?」
「もちろん!梵は笹用意したの?」
「NO.」
「じゃあ、これ余っているから持っていきなよ」
成実はあまりである少し小さい竹の笹を政宗に渡した。
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