戦国バサラ成り代わり小説
□銀の瞬き(6)
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そもそも怒っていいよね、金ちゃんのお家の天井をぶち抜いて壊したわけだしさぁ。
俺は洞爺湖をすっと抜いて構える。
そして。
『空の星へと消えろぉぉぉぉ!!』
とりあえずホームランしてやった。
GJ俺。
「儂は諦めんぞ!」とか「我が愛しの銀時ぃぃぃ!」なんて聞こえなーい。
てかミッチーのキャラちがくね?
うるさい二人を追い出した後金ちゃんを自由にすると「あ゛りがどう!」と泣きながら抱き着いてきた。
最近金ちゃんに抱き着かれる回数が増えたなぁと思う今日この頃。
「銀さん、この人・・・」
『皆まで言うな金ちゃん。かくいう俺も非常に混乱しているんだ。』
目の前にはじっちゃんの所でお世話になっていた伝説の忍び小太郎君。
なんでいるの?とかどうやって入ってきたの?とか聞いてはいけない。
なぜなら彼は伝説の忍びなのだから。
小太郎君が金ちゃんに目を向けた。
そして金ちゃんが一瞬にして消えた。
『ってえぇぇぇぇ?!』
なぜか部屋の隅っこまで投げ飛ばされたであろう金ちゃんの姿が。
まるで虫を摘まんで捨てるような感じで小太郎君はやってのけていたよ!
『小太郎君?!なんで金ちゃんが部屋の隅っこに投げられちゃったの、って俺の話を聞けー!!』
さっきまで金ちゃんのいた隣に小太郎君が陣取り俺の腰に抱き着いてスリスリしてきた。
まるでもう離さないとでもいうように。
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