戦国バサラ小説

□秘めた想い
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「政宗様」
すっと部屋の前に己の忠臣が正座している。
あぁ、愛しい彼の人…
「入ってもよろしいですか?」
低い、それでいて甘い声の持ち主。
「あぁ、いいぜ。ちょうど仕事も一段落ついたんだ」
失礼しますと共に入ってきた愛しい彼の人。
「お疲れさまです、政宗様。お茶をお持ちいたしましたのでどうぞ」
彼の人は本当によく気が付き、強面だが部下にも厳しく時には優しく接する。
上司である俺にも換言をずばずば言う。
だが誰よりも俺のことを考えてくれている。
愛しい。
愛しい俺の忠臣。
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