戦国バサラ小説

□隠れた欲望
2ページ/4ページ

政宗様の部屋の前につき、正座をして声をかける。
「政宗様」
カタン、と音がする。
おそらく煙草を喫んでいたのであろう。
「入ってもよろしいでしょうか?」
そう声をかけると、政宗様の許可の声が入る。
「あぁ、いいぜ。ちょうど執務も一段落付いたからな」
障子を開けると煙草の残り香が鼻を擽る。
「お茶をお持ちいたしましたのでどうぞ」
そういって茶を勧めると、苦笑いしながら茶を受け取っていた。
通常なら女中がするようなことを俺がしたから少し呆れているのかもしれない。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ