御注文品/承り物
□酔いから冷めて
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バッと、あわてて隣のアンナを見ると、顔をリンゴのように真っ赤にして拳を握りしめていた。
アンナ「…このおばかっ!!人前で何てこと言うのよ!!」
涙目で拳を振り上げているアンナは、なんかスッゴく可愛くて、胸がキュンとなった。
とはいえさすがに殴られるのは勘弁なので、とりあえず立ち上がり弁解した。
葉「お、落ち着けって!あ、あれは酔ってたからで…それにそもそもの原因は…!」
そうだよ。悪いのは…!
千「そこで寝たふりをしてやがる、葉にお酒を飲ませた変態リーゼント野郎なのですよ。にぱ〜☆」
竜「…ギクッ!!!〔だらだら〕」
普通、効果音を自分で言うか…?
アンナ「…それもそうね…。〔バキボキ〕」
竜「ヒィッ!お、お許しをーーー!!」
__バキッドカッ…ベキベキッ!!
良かった…どうやら怒りの矛先は主犯者の竜にうつったようだ。めでたしめでたし!!
…ちゃんちゃんっ♪
まん太「あれっ!?竜さんにお酒飲ませたのって……!?」
おまけ
片ずけの最中、ルキアにこんなことを言われた。
ルキア「…そういえば葉君、知ってる?」
葉「んあ?」
ルキア「人ってさ、酔ってる時の方が本音が出やすいんだって。」
葉「なっ…!」
…顔から火が出るかと思った。
→あとがき