PD学園パロ☆

□短編集A
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全ての学年でのHRが終わり、皆がそれぞれの部活・帰宅の準備をしていると、高等部1年B組の入り口の方で、複数の生徒が屯していた。

その中の一人が、有る生徒を呼んだ。

??
「失礼しやーす!
高等部3年のサクでーす。

この間、転入してきた奴って誰?」

と、言った。

??
「…俺ですけど…。
何か?」

先輩に値する人物の前に、鞄と部活に出る用の包みを持って前に出たのは、虚無であった。

サクは虚無を値踏みするように上から下までよく見る。

すると、サクの後ろから二人の人物が躍り出た。

モトナリ
「何をしている。
さっさと、連れてこい」

ナギ
「あ、抵抗しないようにねー!
抵抗すると何しでかすか分かんないよ☆」

そう言ったのはモトナリと、ナギである。

サク
「はいはいっと!
んじゃ、虚無…だっけか?
ちょっとばかり、時間くんね?」

虚無
「良いですよ。別に」

それを言うか言わないかのタイミングでサクは虚無の首根っこを掴み、連行する。


連行され、(しかも、首根っこを掴まれて)移動させられた場所は屋上。


虚無
「んで…、首根っこ掴まれて連行されて…、一体何の用っすか!?」

呼吸が余り出来なかったので有ろうか、虚無は首の辺りをさすり、血色が悪く、咳き込んだ後、連行した張本人と他のメンバーに質問をした。

メンバーの内の一人が答える。

チンメイ
「まぁまあ!
そんなに殺気立たないの!
そう言う細かいことは大海原に投げ捨てといて」

虚無
「棄てるな!
細かい事じゃないだろ!
下手すれば窒息モノだぞ!コノヤロー!

しかも大海原かよ!
探し出せないだろうが!」

チンメイが答えたが、素早くその内容に突っ込みを入れる虚無。
漫才のような会話に更にメンバーの一人が介入する。

ユキサキ
「取り敢えず、二人が落ち着きなさい!

虚無!
今日、あんたを呼び出したのは他でも無いわ!

あんたに関する面白い噂をちょいっと小耳に挟んだから、その真偽を確かめる為に呼んだのよ!」

コンとを繰り返す二人に拳の制裁を加え黙らせると、ユキサキは虚無を指差し素早く話を元の路線に戻す。

ユキサキの言葉に虚無は考え出す。
そして、考え終わったとき、

虚無
「俺に関する面白い噂…?
思い当たりなんか全然無いんだが…?」

虚無の反応につまらなさそうに反応をする一同。

モトナリ
「何だ…。当の本人の耳には入っていないのか」

つまらんなと、零すモトナリにミライが、

ミライ
「モトナリ先輩…。

でも、虚無君の所には噂は行っていないと言う事が判明しましたね」

ミライが苦笑する。

そん周囲の反応と雰囲気に焦れったく思う虚無。

虚無
「んで、その噂の内容って?」

ナギ
「え…?結局本人も分かってないの!?」

モトナリ
「鈍感すぎるな…」

サク
「好い加減空気読めよ〜!キョン!」

ミライ・イエロー
「「なんで略すんですか?」」

ユキサキ
「略しても略さなくても良いわよ!面倒じゃない!」

ユマ
「というか…、段々話がずれてない?」

チンメイ
「そうそう!
ナギ!あの紙!」

皆がそれぞれの反応をし、チンメイがナギにポケットの中に入っていたメモ用紙を虚無に渡すように促す。

そのメモ用紙を虚無は受け取ると、思わず絶句する。






【片思いと言う名の噂】

(〜っ!!?なっ!な!?)
(おー!予想通りの反応を有難う)
(くくくっ…)
(あ、ツボに入った)
(何で噂なんだよ!てっか、ばれてんのかよ!!??)
(え、それ本当だったんだ)
(It is annoying!!)


作成日:2009/01/24
作成完了:2009/01/24
 

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