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□過去拍手1(ゲオカイ)
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拍手御礼小話
〈ゲオカイ41×36〉

「今度は少し長くなる。」
ゲオルグ殿は支度を整えながら言った。

「じゃあ、落ち着いたら状況知らせて下さいねー。」
支度を手伝いながらオレも答えた。

ファレナを出てから数年二人で諸国を周り、そしてこの人里から少し離れた古家を借りて居を構えて5年ほどになるだろうか?
始めは置いて行かれるのが嫌で駄々を捏ねたり、無理矢理付いて行ってしまったりしたこともあったが、今ではオレもすっかり慣れたものだ。
だってゲオルグ殿が帰って来るのはここなんだから…

明け方ゲオルグ殿は旅立って行った。
オレはにこやかに笑顔で送り出した。

心配してない訳ではないけれど、それにも増して12年間培ってきた二人の間の信頼がオレを強くしてくれる。
『貴方の成功と、無事な帰りをいつも祈ってますよ。』

オレは小さくなっていく貴方の背中を見送りながら思った。

end
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