好きだから…

□StoryT
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「ふ〜ん。性格、全然違いそうね。片桐くんは問題児くんっぽいっけど、新谷くんはその反対ね。優等生。ありゃ〜女子が二手に分かれてファンクラブ作るよ。見物だねぇ〜♪」

理奈の的確な人間観察に、芽衣は驚いた。

「理奈!すご〜い!なんで分かったの?ねぇねぇ、私は?理奈から見たらどんな風に見える?」

「芽衣ねぇ〜。芽衣は、マシュマロみたい。」

「マシュマロ?」

「ちっちゃくて、甘くて、ふわふわで、かわいい。まさに、芽衣だね!」

「……ちっちゃいは余計だよぉ〜〜」

「あ、照れてる☆かわいい〜」

理奈は、机にうつぶせになった芽衣の頬をツンツンと人差し指で軽く突っついた。

「理奈は、キレイだよね。背高いし、スタイル良いし。羨ましい〜」

「あはは、ありがとう。よく言われる♪ゴメンね☆」

里奈はいたずらっぽく笑った。

「う〜〜里奈のバカ〜〜〜!!」

それから、芽衣と里奈はよく話すようになった。


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