一日千秋

□衝撃
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「小夜(サヨ)、好きだよ。」


「春樹(ハルキ)、私も…」


あんなに甘い日々だったのに。


周りから口々にお似合いのカップルだと言われて私は嬉しかった。


眉目秀麗で優しい春樹。


春樹の隣に立てることが、私の幸せであり、ちょっとした名誉でもあった。


私は、春樹を本気で愛していた。


だから、春樹からプロポーズを受けた時は、本当に嬉しかった。


神様に感謝した。


私達を結び付けてくれてありがとうって。


私達は、まだ大学生だったから卒業したらすぐに籍を入れる事にした。


本当は、今すぐにでも入れたかったけれど、春樹の家は大会社を営んでいる。


だから、きちんとけじめを付けた方が良いということで私と春樹の意見は一致したのだ。


私は、とても幸せだった。


しかし、その幸せは脆くも崩れ去った。


どうして?


どうしてあなたなの?


ねぇ、春樹答えてよ。


私は、あの事は許せない。


絶対に許さない。





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