好きだから…

□StoryT
2ページ/20ページ



校舎は、今年、建て直しが完了したばかりでとてもキレイで斬新な造りだった。

教室に入るや否や、彼らは注目を浴びた。

俺様系のセイヤと癒し系のノブは、格好が良い。
加えて、そんな正反対な2人が仲良くしていたから、さらに注目を浴びることとなった。

中学校の時からだから、メイはその注目を軽く無視して、サッサと自分の席を探した。

席に座るとすぐに、前に座っていた女の子が話しかけてきた。

「なになに?あなた、あの2人とお友達なの〜?すごいねぇ〜♪あ、私は、並木 理奈(ナミキ リナ)。理奈って呼んで!」

その女の子は、腰の長さまであるストレート髪をしていて、身長はメイより10センチ以上は高いだろうと思われた。

「私は、葉山 芽衣(ハヤマ メイ)。芽衣って呼んで。」

「芽衣かぁ〜かわいい名前だねぇ〜んで、あの2人は?」

理奈は、セイヤとノブを指差した。

芽衣は、納得して話し出した。

「あぁ、制服を着くずしているのが片桐 聖也(カタギリ セイヤ)で、きちんと着ている方が新谷 信人(シンタニ ノブヒト)。」


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ