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CLAP感謝小説
Spice Sweet〜

§11ー

…………えっ?





“クイーン”に戻る?





私が反応するより前に侑良と湊が志水くんに食ってかかった。



………アレ?

おかしいな




「湊、なんで知ってるの?」




私は話したことないし、侑良も最近知り合った人にする話題ではないからして、この話を湊にしたということもないだろう。

じゃあ、一体どこから?

侑良も私と同じ事を思っていたみたいで、志水くんから湊に視線を移した。

今や全員の注目を浴びている湊は軽くため息を吐き出すと、私を見据えた。




「凛、記念の時に会ったやり手のキャリアウーマン風の女を覚えてるか?」

「うん。確か、絵里香さんっていったような……」

「そう、そいつから聞いたの」

「………そう、なんだ」

「あ゛ー、クッソ!本当はあんな詮索まがいなことなんかしたくなかったけど、仕方ねぇだろ?」





仕方がない?

なんで?





「おいおい、分からねぇとか言うなよ?マジでへこむから」

そう言う側から既に落ち込み気味の湊。

ーーなんか不気味

私はそんなことを考えながら湊をジッと見ていると、湊は長いため息をついて志水くんの方に向き直った。

「で?お前、何言ってんの?凛を戻せだと?」
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