日和部屋
□君との友情時間。
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From:閻魔
To:太子
Sub:閻魔ちゃんの告白v
Date:
ねー
太子聞いてー
俺さぁ、太子のことー
まじで大好きーvvv
「…送信っと…」
自分の部屋のベットに寝転んだ閻魔は軽く寝返りをうった。
閻魔のメールの送信相手の太子、とは閻魔の高校入学の時から現在の高校三年となるまでの期間に、
一番の親友(自称)となった仲でありまたー、仲が良すぎるせいで恋愛対象とまでにんっているのかもしれない人物であったりする。
うつ伏せになっていると隣に置いていた携帯が青色に光って着信音を鳴らした。
「おー早いなー」
俺は少し機嫌良さげに携帯を手に取る。
From:太子
To:閻魔
Sub:Re:閻魔ちゃんの告白v
Date:
私もだよーv
ってかいっつも思うんだけど、
私達のメールって恋人同士
みたいだよなーw
「みたい、か…」
私もだよ≠セけどそれは友情として。
それをさらりと簡単に…真に受けさせるような、恋人同士みたい≠ニいう言葉。
嬉しいのか悲しいのか、
自分が今傷ついているのか癒されているのかすら分からない複雑な気持ちになりながら太子にメールを返信した。