増血鬼〜裏切りの王子〜
□第三夜:明かされた裏切り
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飛び付いて来たデカい猫(?)サユリは、俺目掛けて抱き付いてきた。
俺は、せっかく落とした上半身をまた倒す事になった。
「お前、なんで俺のカバンに入ってたんだよ……マジシャンか?」
「いやだなぁ、マッキーが俺をカバンに入れたんじゃない♪」
はぁ?何故俺が?
思い出せない……ってか、そもそもコイツを学校に連れてきたいとは思わない。
そして、サユリはカバンに入れてた俺の制服を何故か取り出した。
「…ハァ、マッキーの匂いがすんだよなぁ〜」