11/11の日記

23:59
わらべうたの謎 其の壱
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童歌(わらべうた)とは、こどもが遊びながら歌う、昔から伝えられ歌い継がれてきた歌である。
その歌詞には、意味不明のものや、よく考えると恐ろしいものも多い。








皆さんご存知の「かごめかごめ」について。



歌詞

かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ?






この歌にはさまざまな解釈があるので、今回は怖いと思ったものを二つほど





まずは文節毎の解釈から




かごめ…1.処刑場を囲んだ竹垣を表している。
2.「籠女」と書き、籠を抱いているような女性、すなわち妊婦のことである。







かごのなかのとり…1.籠目の形をした空間の中心に存在する物を指している。
2.籠女の中にいるもの、つまり胎児のことを指す。









いついつでやる…「何時、何時、出遣る」であり、「何時になったら出て行けるの?」と疑問を投げかけている。









よあけのばんに…「夜明けの晩に」は「夜明けから晩に至るまで」という意味であり、「朝早くから夜遅くまで」という時間の経過を表している。









つるとかめがすべった…1.「鶴と亀が滑った」であり、縁起の良い象徴の2つが滑るということで、吉兆(もしくは凶兆)を表している。
2.「鶴と亀が滑った」であり、長寿の象徴である2つが滑るということで、死を表している。










うしろのしょうめん だあれ…1.「後ろの正面」は、真後ろを表し、「真後ろにいるのは誰?」と問いている。
2.斬首された首が転がって、体は正面を向いているけれど首が後ろを向いて、「私を殺したのは誰?」と問ている。








続いて歌全体の解釈




囚人説…かごめは、籠つまり牢屋を指していて「籠め籠め」と牢屋に聞いている様。籠の中の鳥=オニは囚人である。鶴と亀が滑った=縁起の良くないこと、つまり脱走や死刑を表す。後ろの正面だあれ=死刑囚を呼びにきた監視、又は脱獄の手助けをするもの。いったい誰が来るのか?どんな運命になるのか?という説である。





陰謀説…「かごめ」は籠女と書いてお腹に籠を抱いているような女=妊婦を示し、「かごの中の鳥」とはお腹の中にいる子供を示す。その妊婦の家は相続争いで争っている最中で、1人でも相続人の候補が増えることに快く思わないものもいた。出産予定日もそろそろというある夜明けの晩、階段を降りようとした妊婦は誰かに背中を押されて落ちて流産してしまった。自分を落とし子供を殺したのは誰だという母親の恨みの歌という説である。





遊女説…一日中(夜明けの晩に)男性の相手をさせられ(鶴と亀が滑った)、いつここから抜け出せるのだろう(いついつ出やる)と嘆いているうちにもう次の相手の顔(後ろの正面だあれ)が見え隠れしている、という自由のない遊女(籠の中の鳥)の悲哀を表している。







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