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□華
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人は失ってから気付く



誰かがそう言っていたのを思い出す



そんなことあるか



などと思った自分に逢って言いたい



「失ってからでは遅い」



と。



怖いのだ



いままで普通だったことを失うのは



不安なことが生まれるより



何かが消えてしまう事のほうが



ただ、怖い



お前はある日突然現れて



そしていつの間にか消えて



誰にも何も言わず



大切だったはずのものもすべて置き去りにして



お前の声が俺の耳に届いたときには



もう、いなかった



俺はどうすればいい?



どれだけ手を伸ばしても



もうお前の手を掴むことができない


















もう何処へも行けないこの想いは


















俺の中で生きるしかないのか。











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