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□第40話
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『………』
鷹「良かったね。相馬くんに感謝しなよ?こんな所で、しかも大声で自分が死んだなんて叫んだら元も子もない」
ズレた服を直し笑いながら小声で俺に言う鷹柴
種「どうしたの!?大丈夫!??」
小「何かあったんですか!!?」
俺と鷹柴が睨み合っていると(一方的だが)騒ぎを聞きつけた小鳥遊と種島が慌てて駆け付けた
種「あぁ!!た、大変!すぐにタオルをお持ちします!」
鷹「いいよ、気にしないで。俺が悪いんだし」
小「お、俺、タオル取ってきます!」
鷹「あ、ちょっと!……いいって言ってるのに……」
駆け付けた二人は鷹柴がびしょ濡れなのに気付き、裏へとタオルを取りに走っていく
すると自然的に俺と相馬、鷹柴が残る
周りの客も人数が少ないせいか、チラチラとこちらを見ていたが相馬が対応すれば、すぐに店の中は落ち着いた
『……悪かった……で』
鷹「ん?」
『なんでアンタがここにいるんだ?』
相「えっと……僕は聞いててもいいのかな?」
鷹「別に構わないよ。どうせ分からないだろうしね☆」
「そう?なら……」と相馬は鷹柴の向かい側に座る
俺は相馬を気にせず、話を続けた
『アンタ、一応創造主だろ。こんな所にいていいのかよ?』
鷹「大丈夫。今の仕事は神揮に任せてきたし」
『父さんに…?』
鷹「だから君は安心して気の玉を探してくれ」
相「探してくれって……前に創造s…鷹柴さんが渡してきたコレでしょ?」
自分にも分かるキーワードが出てきた相馬はポケットから気の玉を取り出し、机に置いた
鷹「そう、それ。」
『そういや…探せとか言っときながら何で鷹柴が持ってたんだ?』
鷹「偶然、見つけちゃってね。手渡すのもなんだから相馬くんに渡してみたんだ。司がここに来るのは予想してたから」
相「つまり鷹柴さんの気紛れって事か」
『なるほどな』
鷹「あと、ここに来たのは司に言い忘れがあったから」
『言い忘れた事…?』
小「タオル持ってきました!」
鷹「あぁ、ありがとう。別に大丈夫なのに…」
俺達が話していると小鳥遊がタオルを持ってきた
それを笑いながら鷹柴は受け取ると軽く顔だけ拭き、机に置く
そういや…
こいつ、いつの間にか服が乾いてやがる……
『まるで手品だな』
相「?……あ」
小「??」
鷹「そうかい?まぁ、これぐらいしか能が無い只の暇人だよ。…………さて、話に戻ろう」
俺の言葉で
相馬は気付いたようだ
小鳥遊は何の話か分かってないみたいだが……
鷹「言い忘れた事。まず一つ目、気の玉は全部で五つある。」
『五つ、か…』
鷹「そして二つ目、期限は今日を入れて4日」
『4日………って、Σはぁ!?』
鷹「今日で悟空はあの世に帰る。明日からは悟天とトランクスのフュージョンの修業。そして4日目にサタンが撃たれブウが分離。そこからは…まぁ、簡単に言えばブウ戦が終わる前にはこっちを終わらせないとね」
鷹柴の思わぬ発言に俺の思考回路はショート寸前で……
って…Σマジかよ!?
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