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□第46話
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バン「はやくはやく〜!!」

『バン、あんまり走ると転ぶぞー!』








次の日の朝
淳一郎のもう一つの頼みであるバンの子守をするため、俺達は以前の河原へと来ていた

走るバンを笑いながら注意し、俺はベンチへと座り、膝の上に今まで集めた緋色の玉を広げる



今日がタイムリミットの四日目……なのに集めた玉は3個…
どう考えても足りねぇ……








『くそっ……』







いつも玉を手に入れると必ず現れる鷹柴も来ねぇし…
この世界にはまだ玉があるのか…?
その割にはもう気配は感じねぇしな……










『ラディ、バーダック、フリーザ、セル…………ピッコロ…』








名前を呼べば
頭の中に浮かぶ家族
それと同時に
込み上げてくる涙



なぁ…
俺はどうすればいい…?

どうしたら皆を……


























バン「おねぇちゃーん!!

『っ!?』







突如聞こえたバンの泣き声に近い叫び声に俺はすぐに顔を上げ辺りを見回すが見当たらない









『バン!バン、どこだ!!』

バン「おねぇちゃ〜ん……」

『!?』










声と共に上から降ってきた水滴に、俺はすかさず空を見上げれば、そこには俺が待っていた人物が泣きじゃくるバンを片手に…






















鷹「あ、やっと気付いたね☆」













歪んだように笑い、俺を見下ろしていた………











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