ちびコタT
□これを日常に2
1ページ/2ページ
「ん………んあ"あ"ぁ"…」
朝日の眩しさに寝ていられなくなり、私は目を開けた。
今日もいい天気だな…
「…………??」
ふと気づいた違和感…
夜眠る時には腕の中にいたはずの小太郎が、いない。
そのかわり…?足の自由がきかない。
しかも、何か湿った感覚が…
……ゆっくりと布団をめくって確かめてみる。
「…………」
布団の中には、猛烈に汗をかきながら、私の太ももにしがみついている小太郎がいた……。
「小太郎………」
今は真夏ではない。
が、全身布団の中、しかも私にぴったりとくっついているとなると、そりゃあ汗もかくよ…
よし、小太郎を早く起こそう…!
「小太郎〜起きなさ―い」
ユサユサ……
「小太郎〜〜暑いでしょ〜〜?」
ユサユサユサ…
「小太郎―――ぅ…」
ユサユサユサユサ…
きゅ………
ぁ………
ユサユサユサユサ…
ギギ…ぎゅ…
揺さぶれば揺さぶるほど、なおいっそうしがみついてくる小太郎。
「ふぅー…………よっしゃ!」
私は気合いを入れ、本気で小太郎を引き剥がしにかかった……