ちびコタT

□これを日常に2
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「こったっろぉお〜!!」



脇の下に手を差し込み、体を引っぱってみる。

すると、小太郎は足を私に巻き付けて、さらにしがみついてくる。


「くっ………!!小太郎ぉぉおお〜ぅ…!!」


ギギギギ……



「ふ…んぎぎぎぎ……!!」




ぎりぎりぎり……!!




「ん"ぁ"ぁ"あ"!!」






ぎりぎりぎり!!!!








「はぁ…はぁ………(て、手強い…!)」










ぽんぽん……

「小太郎」


こうなりゃ作戦変更だ。
額に張り付いた前髪を払いながら、優しく名前を呼んでやる。


「小太郎……」






ぴく………







小太郎が顔をあげ、こちらを見る。


「なんだ…やっぱり起きてたんじゃん、小太郎ぉ〜」


顔が全く寝起きじゃない小太郎。

一体どのタイミングで起きていたのか…

結局、私は小太郎に遊ばれていたのか…?

大人の女を弄ぶなんて…この、小悪魔め!!









「(朝から疲れたな…)小太郎、汗かいたね…一緒にお風呂に入ろっか…」


コクコク…









後から、小太郎になんでさっきあんなことをしたのか聞いてみたら…

私が仕事に行く時間を、少しでも遅らせようとしたトカ。



うん、成功してるね!!確実に!!

おかげで軽く遅刻、鬼のような店長が鬼に…



でも、いいんだよ………可愛いから許す!

帰ったらまた遊ぼうね!
(あぁ、これって遊びだったの?)










今日の一日はこうやって、始まった。






アトガキ
今回は短いですね。
こんな感じです。ぇ

小悪魔小太郎…イイ響きだ…。

変態ですね。
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