その他
□ジャーナリスト梨生奈〜廃病院の真相を暴け〜の巻
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─── 某◯◯市に存在する廃墟と化した××病院
幽霊が、出ると言われており若者達に心霊スポットとして有名。
夏の夜には、よく肝試しなどで使われている様子。
だが、彼処に行って普通に帰って来れた人物は数少ない。
ほとんどの人間が、行方不明か帰って来ても精神病院行きになることが多い。
今回の行方不明者─
─バサッ
『ふぅん。またか…』
そう呟き新聞を投げ出した人物。
須田 梨生奈
『はぁ〜今月入って何人目さ』
そう言い私は、指を折り始めた。
「あっ、おはようございます。梨生奈さん!」
そう言い、駆け込んで来たのは
桧山 瑠美
新米カメラマンで私のアシスタントだ。
『あぁ、おはよ瑠美ちゃん』
私は、持たれていたソファーから片手をあげた。
「あれ…また、その事件ですか」
そう言いながら新聞を手にした。
『そう、その事件』
私は、溜め息混じりに答えた。
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