その他
□ジャーナリスト梨生奈〜廃病院の真相を暴け〜の巻
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「確かに今月に入ってもう、数えきれない人数ですよ…」
瑠美ちゃんが、難しい顔で言った。
『本当…その通りだよ』
私は、頭を掻きながら答えた。
ったく、興味本意で心霊スポット何かに行くなっての
私は、心中で呟いた。
「あ、梨生奈さん。コーヒー入れましょうか」
そう言い、瑠美ちゃんが立ち上がった。
『うん。お願い。いつも悪いね^^』
「いえ、お仕事ですから」
そう言い、キッチンに向かった。
因みに、ここは新聞社。
私は、仕事が溜まっていたので泊まり込みで仕事をしていたと言うわけだ。
『ふぁ〜』
私は、大きな欠伸をした。
「梨生奈さん。寝て無いんですか?」
瑠美ちゃんは、どうぞと言いにカップを置き座った。
『ありがと…んー、まぁね』
私は、苦笑いで答えた。
「そうですか…あまり無理しないでくださいね」
瑠美ちゃんは、心配そうに言った。
『うん。何か瑠美ちゃんの顔見てると元気になってきたぞ!』
そう言い、ムキムキポーズをした。
「まぁ」
瑠美ちゃんもおかしそうに言った。
『いゃあ、なんだか別の所まで元気に「ベシッΣ」
『…ったぁ』
私は、頭に衝撃が走った。
頭を押さえながら振り向くと
「お・は・よ・梨生奈♪」
もの凄い笑顔で、新聞紙を丸めて持っていたのは
『げっ…愛美』
堺 愛美
私の友達であり同じジャーナリストだ。
「げっじゃないでしょ!あんた朝から瑠美ちゃんに何しようとしてんよっ!」
そう言い、新聞紙を振りかざした。
『す、ストップ!誤解だってば!ちょっとふざけてただけだってば!…ね、瑠美ちゃん!?』
例え新聞紙でもコイツの馬鹿力で叩かれたらハリセン並みの衝撃がくる。
慌てて瑠美ちゃんに助けを求めた。
「そ、そうです///」
そう言うと立ち上がって叫んだ。
「梨生奈さんは、とっても優しくしてくれましたっ!怖く無いよ!痛いのは最初だけだって!上手くして『やめろおぉぉぉぉ!!』
私は、とんでも無いことを叫び出した少女を止めた。
『ち、違う!それは、瑠美ちゃんが取材中に膝切った時病院で余りにも泣くから大丈夫って言ったんであってけして「ふぅん(妖」
『えと…愛美さん?』
「いっぺん死ねやあぁぁぁぁぁ!!」
─スパアァァァァン!!
『いやぁぁぁぁぁ!』
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