忘れられし詩
□闇と光と己の心
1ページ/2ページ
お前と自分
何故お前はそうなのだろう
何故自分はこうなのだろう
誰もが、望んでそうなったわけじゃない
でも、そうなってしまった
お前は、全てを捨てて
自分は、何も捨てられなくて
お前は、己の望みのままに
自分は、人の望みのままに
お前は、手を血に染めて
自分は、心を血に染めて
お前は、全てを見据えて微笑んで
自分は、全てに目をそらして泣いている
お前は、どうして笑えるのだろう
自分は、どうして笑えぬのだろう
お前は、どうして泣かぬのだろう
自分は、どうして泣くのだろう
お前と自分の違いはなんだろう
お前は、どうしてそうなのだろう
自分は、どうしてそうなのだろう