浮遊する窓
□白い腕
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いつもの電車
いつもの時間に
いつものホームで
いつも左足から乗ってみる
いつもの車内
いつもの座席
今日はいつもより人が多いようだ
いつもの・・
・・・吊革・・・??
いつも無音で、電車が揺れれば揺れる・・潔癖性には毛嫌される吊革
いつも同じ形の吊革が並んで揺れている
その中に
揺れる
白い
腕
その揺れる腕の手につかまってみた
ギュッと握りかえされた
その手は
ヒンヤリ
冷たかった
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