五十の音

□手と手をつないでハッピーエンド
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【手と手をつないでハッピーエンド】




小「こうたろーさーん」
考「…」
小「ねぇ、考太郎さんってば!」
考「…はあ。・・なんや?」


ぱたんと本を閉じて、俺は小春のほうに目をやる
すると、小春は嬉しそうに笑った。



小「やっと、こっちを向いてくれた」
考「おう・・。」
小「コーヒーいれましょうか」
考「ん?あ・・・いい。」
小「?」
考「それよりも、ほら、こっちにこい」
小「はい。」



小春をこっちに手招きしてぎゅっと抱きしめた。
すると小春は嬉しそうに抱き返してくれた。



考「お前って幸せもんやな」
小「?」
考「そんでもって、俺は・・・お前といたらすごく幸せ」
小「こうたろうさん」
考「ただ、試験が近いんや・・
この、試験を終えたら・・俺はお前に言いたいことがある。」
小「なんですか?」
考「やっぱ・・・うん。卒業してから言おうかな」

小「なんですか!聞きたいです!!!」


俺は、小春を引き離して小春の手を握る


考「今・・言えばフライングになるからな」
小「いや、今いってください!」


小春が聞きたいとせがむので
俺はちょっとフライングして・・・
その耳元でそっと言った





考「・・・俺と結婚しよっか」








=小春が小さくはいと言いました。









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