空色のアルバム
□マイナスからのスタート
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「だから!なんでですか!」
校内に少女の大きな声が響き渡った。
ことの本人はこの学校の校長にキレかかっている
校「いや、だからだねえ、野球部というのは場所も費用もかかるし・・第一君は女の子だろう?」
「女だからって、野球しちゃいけないってそれ、法律であるんですか!?」
校「いや・・そんなわけじゃないけれど・・」
「じゃあいいじゃないですか!」
ぐいぐいと迫る少女に校長はたじろぐ・・
そして小さくため息をついて眼鏡をくいっとあげた。
校「わかった・・。では、こうしよう。
一週間以内に君を含めて5人の部員を集めなさい。
あと、グランドは今は使われていない『第三グランド』しか使用は認めない
まずはそれが条件だ。」
「1週間で、5人ですね?わかりました。」
校「まあ、無理だと思うけどね・・なんせ野球やる子はみんな私立にいっちゃうし
君みたいに野球やる女の子は極めてすくな・・」
「だれが女子の部っていいました?
私は野球部を作るんです。別に男女の差別はしません。
絶対に集めて見せますよ。それでは今の約束覚えておいてくださいよ!」
少女はドアを乱暴にあけて出て行った。
そう、これはのちにプロ野球界に入ることになる白金美空の高校時代のお話である。
RE:Little beautiful sky
[第1話:マイナスからのスタート]
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