短編置場

□俺が欲しいもの
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――初めてお前を見たとき
俺はその目に。

その蒼に。

心を奪われた――













夜の任務を終え、ナルトの本邸に帰って来た俺達は変化を解き、くつろいでいた。
「あー。今日も疲れたなー。」
シカマルがソファーに座りながら言う。
「そうですね。そろそろ休暇が貰えると思いますが…」
ナルトは、そう言いながらお茶の準備をしている。
「というか、俺達働きすぎだろ。」
ナルトが二人分のお茶を持ってき、困ったように言った。
「総隊長ですし…」
ナルトが煎れたお茶をすする。その温かな味に、体の疲れが多少取れたように感じる。
「相変わらず美味いな。ナルが煎れた茶は。」
「ありがとうございます。」
シカマルの隣に座り、にこっと笑いながら返事をする。
その顔を見て、心拍数が上がってしまったシカマルは、それを隠すように茶を一気に飲んだ。
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