アンド、ユー?

□世界という切れ端
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そこにいると思って背をあずけたら誰もいなかった。それだけ。
倒れたわたしがちょっと痛いくらいで、世界にかわりはないの。だから平気。

もう誰も愛せないなんてかわいらしいことを言うつもりはない。誰かを好きになることに少し臆病になるだけ。
わたしの愛が相手より重くならないように見極めて、ぎりぎりの境界線を歩いてどうにかうまくバランスを保つの。

それを愛と呼ぶかはもう、どうだっていい。






 

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