交わる物語
□始まりの鼓動
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「よくぞ聞いてくれた、シグナム!私は今!すごく暇で暇で死にそうなんやーー!!」
いや、暇で死ぬことは無いだろう……
。
この時、オフィスにいた者全員そう思った。
「まあ、確かに八神隊長の言うとおり今の機動六課は暇ですからね」
アハハと笑いながら言うのはまだ幼さが残るが器量の良い、青い髪の少女、スバル・ナカジマ。
「スバル!あんた何言っているの!?まだあんたは書類整理が終わってないでしょう!?」
スバルを子供のようにしかるのはツインテールのティアナ・ランスター。
確かにスバルの机にはまだ書類が整理されてないものがたくさん山積みになっていた。
「あっ!そうだった!ティアー、手伝ってーよー」
まだ書類整理が終わってないスバルはティアナにすがる。
「ダーメ!少しは自分でやりなさい!あんたはいつも私に頼るんだから」
「そんなー(涙)」
スバルはティアナに必死で頼むが、ティアナはそれを却下する。