交わる物語
□蓬莱島での一日
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那托とスバルの戦いは終わり、那托が勝利した。
現在、レインボードラゴンに捕まっているスバル。
「消えろ」
那托が命ずると七匹のレインボードラゴンは消え、スバルは下に落下する。
「わっ!?」
落下するところを、那托がスバルを受け止める。
「な、那托!?」
「行くぞ」
「行くぞって、これは止めて!」
スバルは顔を真っ赤にしながら言う。
その訳は那托がスバルを俗に言うお姫様抱っこをしているからである。
「ちょっと!離して!」
じたばたと暴れるスバル。
こんな姿、なのは達に見られているのでもの凄く恥ずかしい。
「なら、落としていいのか?」
意地悪く笑う那托。
「うっ………」
確かにここから落ちたらマズイ。
「はい………」
スバルは大人しく那托に従った。
「フッ……行くぞ」
那托は太公望となのは達の元へ飛んだ。
「イジワル………」
最後にスバルはそう呟いた。