交わる物語

□デバイス宝貝始動
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そんなわけで……。

「なのは、スバル、エリオ。準備は良いな?」

「「「はい!」」」

「タイミングを合わせて突撃じゃ!」

「よぉし!ディバィンバスター、行くよ!」

「なのはさん。一、二の、三、で行きましょう!」

「オーケー!」

なんかやる気十分な、なのは達。

「なぁ、シグナム」

「何だ?」

「別にこんな事をする必要は無いんじゃねえか?」

「……良いんではないか別にそれぐらい。これも経験だ」

「そうか?」

ヴィータはかなり不安になる。

そんな不安をよそに、作戦が始まる。

「行くよ。スバル!エリオ!」

「「はい!」」

「レイジングハート!」

『はい、マスター!』

なのははレイジングハートを構え、魔力を集中する。

「ディバィン……バスタァーーーー!!」

廊下に向け桜色の魔力砲を発射する。

「今じゃ!」

「行くよ、マッハキャリバー!」

『はい、相棒!』

「ストラーダ!」

『ソニックムーブ!』

太公望の合図で二人は一気に廊下を駆けた。

颯爽と駆ける二人。





だが、悲劇が始まる。





「ん?何あれ?」

「えっ?」

なのはが破壊したはずの障害物だが、前方に何かがあった。

二人は急停止した。

「何……?」

スバルは目をこらした。

そして、瞳に映ったのは……。























「アイスーーーーーー!!!」

スバルの大好物のアイスクリームがたくさん目の前にあった。

「ワーイ!」

すぐにアイスに飛びつく。

「えっ?ちょっと、スバルさん!?」

「えへへ〜幸せ〜」

本当に幸せそうな顔をした。

しかし……。

(スバルさん、どうしたんだ?)

エリオにはアイスが見えてなかった。

つまり、アイスはスバルだけ見えているのだ。

と言うことは……。

「あの〜スバルさん〜。……ってダメだ……どうしょうか……って、ええっ!!??」

エリオはスバルと同じく何かを見た。

そして赤面した。

「どどど、どうして2人がぁっ!?」

かなり動揺している。

一体エリオは何を見ているのか?

「そっ、そんなダメだよ!ちょっ、あっ、あああ!2人共……あああああっ!!」

エリオは鼻血を出して気絶した。

しかも、こちらもまた幸せそうな顔である。

そして、二人に迫る影。

それは……。

キラン!

訓練用のガジェットだった……。

ガジェットが二人にビームを放つ。
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