宇宙をかける少女 〜過去からの旅人〜


□番外編『地球の新年』
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クリスマスから数日後。



レオパルドコロニーで何か不気味な音が響いている。



カンカンカン!



ウィィ――ン!!



バリバリバリ!!!



ドンドンドン!!!!



「桜!エンジンを搭載した!あとは試運転だけだ!」



「オッケー!あとは私がやるから紅葉っちはウマーイのをお願い!」



「わかった。楽しみにしてて!」



「うん!」



紅葉と桜は秋葉達に内緒で何かを作っている。



「さてと……久しぶりに作るからな。腕が落ちていなければいいけれどな」



何かを心配しながらもやる気に満ちあふれた顔をしている。



「えっと……作るのはあれとこれと……」















そして、12月31日。


大晦日。



紅葉たちは獅子堂家の屋敷で何時にも増して忙しくしていた。



「秋葉!そばとうどんの器を用意して!」



「は、はいっ!」



「妹子!お節料理の準備をして!」



「ハーイ!」



「ナミ!飲み物とグラスをお願い!」



「わ、わかったわよ!」



「それが終わったらお雑煮の野菜を切ってね!ほら、急いで!」



「「はい〜〜〜っ」」



紅葉の鬼のような指揮に手伝っている秋葉とナミは目を回している。



ただし、妹子は喜んで手伝いをしているが。



ちなみに風音と高嶺は獅子堂財団の仕事納めで秋葉たちに負けずに目を回している。



桜はレオパルドコロニーで謎のモノを作っているのでここには居ないがすぐに帰ってくるらしい。



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