ポケモン小説

□始まりの場所‥マサラタウン
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僕は、ピカチュウ。

サトシに初めて選ばれた最初のポケモン。

僕はあの時‥トレーナーを待っていた。

でも三人のトレーナーは他のポケモン3びきを持って行った。

僕は別にそれでも良かった。

オーキド博士も別に僕の事を心配もしてなかった。

所が一時間が過ぎると1人のトレーナーが来た。

パジャマ姿で寝癖が立っていた。

僕は窓からそのトレーナーを見ていたがオーキド博士にモンスターボールと言う狭い空間に入れられた。

僕はあそこが嫌いだ。

少し時間がたつと僕はモンスターボールから出された。

すると前にはさっきのパジャマ姿のトレーナーがいた。

『俺の相棒は君に決めた!!』

僕は知らんかをした。

あんなトレーナーについて行くならまだここにいた方がマシだと思ったからだ。

だけどそのトレーナーは僕の体を持って笑顔で笑った。

僕は電気ショックを放った。

そしたら僕を離してどこかに行ってくれると思ったからだ。

だがそのトレーナーは僕を気に入りゴム手袋をして縄で縛り僕を引っ張って行った。

今思えば良い思い出。

あの日から僕達はずっと一緒。
今日マサラタウンにサトシと帰ってきた。

みんなが出迎えてくれた。

僕はいつも通りにサトシの肩に乗って手を降った。

僕はサトシとオーキド博士の家に入り僕はベッドに寝かせられた。

懐かしい場所。

でもこの頃僕は変な感覚を感じるようになった。

バトルもしたくない。

ポケモンフーズも食べたくない。

でもサトシの肩に乗っているのは好きだ。

僕はそのまま眠り夢を見る。

『ピカチュウ!!10万ボルト!!』

『いつも俺といてくれてありがとうなピカチュウ!!』

『よくやったぞピカチュウ!!』

僕の頭にそんな光景が浮かぶ。

そしてマサラタウンに朝が来る。

僕が起きるとみんな泣いている。

どうしたんだろう。

サトシも、オーキド博士も、サトシのママも、バリヤードも。

みんな泣いている。

サトシのママがオーキド博士と話している。

『ピカチュウの病気は治らないんですかオーキド博士!!』

『サトシのママさんサトシのピカチュウはもう限界をはるかに超えているんじゃ。』

僕は聞こえた。

いや、

僕には分かる。

サトシとの別れが。

僕はサトシを見る。
するとサトシは僕を抱きしめた。

暖かい。

こんな感じは久しぶり。

サトシは涙を流しながら僕を見つめる。

僕はサトシの涙を舐める。

サトシにいつまでも笑顔でいて欲しいと思ったから。

サトシの涙はとてもしょっぱい。

心から僕の事に泣いてくれたからだ。

そう言えば体がフラフラする。

もう1人では立っていられないくらい。

でも僕は必死の力でサトシの肩に乗る。

サトシは走ってどこかに向かう。

どこに行くんだろう。

僕は必死にサトシの肩につかまっていた。
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