短編

□大切な日
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今日は大切な日…だから、みんな一番に君を、最高のシチュエーションで祝ってあげたいんだ






一体今日は何なんだ?

今日もいつも通り、朝起きて、支度をしてから十代目のお宅に向かった。十代目を家の前で待ってたら山本が来て、山本が喋る前に十代目が来られて。それから学校に向かって歩き出した。…と、ここまではいつも通りだった。いや、なんか二人が終始黒いオーラを出して、お互いを睨み付けていたような気はするが…俺の気のせいだろう。


可笑しくなったのは、この男の登場からだった。
「クフフフフ。おはようございます、隼人君」
「は?骸??」
何でこいつがここにいんだ?確か隣街の黒曜に住んでたはず…てか、何で名前呼びなんだ!?許可した覚えはないんだが………
「あれ?何で骸がここにいんだ?」
「貴方に用はありませんよ、野球馬鹿」
「じゃあ誰に用があるの?」
「勿論、隼人君ですよ」
「はぁ?俺?」
また十代目の体を乗っ取りに来たんだと思って、ダイナマイトを用意していた俺は、びっくりしてダイナマイトを落としてしまった。
何で骸が俺に?
「んで、用って何だよ?」
「はい。ここでは煩いお邪魔むしが二匹もいるので、黒曜まで来ていただけませんか?」
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