短編

□今日という日
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並盛中 応接室
 
「失礼します、草壁です」
「やぁ、何?」
「いえ、今日は…」
「…?何?」
「委員長、誕生日ですね」
「…!?」
「おめでとうございます」
「あぁ…うん」
 
そういえば…彼は、骸は僕の誕生日をしっているのだろうか…。
 
今日は僕の誕生日。恋人なら知っていて当然なんだろうけど、僕は骸に教えていない。
 
 
 
並盛中 廊下
 
「これはこれは、確か…草壁君でしたね」
「はぁ、そちらは委員長の恋人の…」
「骸です」
「その今日は何のようで…?」
「用なしで来てはいけませんか?」
「いえ、ですが今日は…」
「何ですか?」
「今日は委員長の誕生日で…ご存知でしたか?」
「……!?」
「聞いていらっしゃらないのですね、委員長から」
「おやおや、今日は恭弥君の…」
 
 
誕生日だったんですか…何も用意してきてないのに。
 
 
応接室
 
 
「入りますよ」
「骸…?何の用?」
「2人して同じこと聞かないでほしいものです」
「2人?…で何?」
「用なしで来てはいけませんか?」
「……//」 
「ほぉ…こっちは照れるんですか」
 
 
 
やっぱり僕の誕生日だとは分かっていない。
 
 
 
「クフフ…今日は」
「…!?」
 
まさか知っている!?
 
「…こどもの日ですね(笑)」
「……(怒)」
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