短編

□君不足
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「君たち、何群れてるの?」
「ひ、雲雀さん!!」
「群れてる奴等は咬み殺す…」











「はぁ。」
何だか、最近は僕の調子が可笑しい。いつも、群れてる奴等を見たら咬み殺してきた。でも、最近はその回数が増えてきているような気がする。何だかイライラもしているような…


イライラの原因が分からないまま、僕は応接室に戻っていった。





“ガチャ”
「ちゃおッス」
「…赤ん坊」

応接室には赤ん坊がいた。一体なんの用なんだろう。

「雲雀、おめぇ最近イライラしてるな」
「あぁ、そうみたいだね。原因は分からないけど」
「ふっ。やっぱ分かってなかったのか」

何だか、馬鹿にされたような気分だった。
「じゃあ、赤ん坊は分かるの?」
「あぁ。…答えのヒントをやろう。おめぇ、最近獄寺に会ったか?」
「いや…」
彼は今、イタリアまでダイナマイトの補充に行ってる。だから、もう5日ほど、彼に会ってない。

何でだろ?彼の事を考えてたら、イライラが増したような…
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