短編2

□一生…
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ひとりぼっちは嫌だ。
誰か側にいてくれないと
俺だけじゃダメだ。
多分、生きていけない。
そうなってしまった。
俺をこんなにしたのは
君だよ。
ねぇ獄寺くん。
君は俺の側にいてくれる?
俺を悲しませたりはしない?
一生俺を一人にさせない
そう誓って。
それが、右腕として
…いや、俺の恋人としての
責任だよ。
俺をこんなにした
君がとるべき、責任だよ。
 
 
「十代目〜!!」
「獄寺くん。どうしたの?」
「これから一緒に帰りましょう!!」
「うん。家あがる?」
「いいんすか?」
「いいよ。獄寺くんだもん。当然」
「ありがとうございます、十代目!!」
 
 
こんな感じで俺の家にくることが多い獄寺くん。もちろん彼だけではない、ときの方が多い。山本、ハル、京子ちゃん。このメンツはいっつもいる。
でも今日は誰も来ない。
なぜなら…
山本は大会前なんで練習に力を入れてるらしい。放課後ボールが見えなくなるまでやっているんだ。大変だよね。
ハルは模試が近いって言ってた。勉強しなきゃいけないらしい…。
京子ちゃんは旧友と久しぶりに出会うとかでHRが終わったらすぐに帰った。
あとはリボーンなんだけど…。
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