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□過去拍手
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〔罰ゲーム〕
「皆ー!テストの結果どうだったー!?」
部活が終了した後、山さんが俺達レギュラー陣+利央を呼び、いきなりテストの結果を聞いてきた。
「そーゆう山さんは、どうなんすか!?」
「良い質問だね!利央くん。じゃーんっ!」
「「「ええぇえっ!?」」」
なんと、山さんが見せたテストの合計点数が目を疑う程の良い点数だった。
「何でだよ!山ちゃん!一緒に勉強してたのに!!」
「えー?まぁ…頭の出来の良さ?」
「あれ?目から汗が」
「本やんは、ほっといて!皆の合計点数教えてー。ってか一番低かった人は罰ゲームね!」
「「「はぁ!?」」」
や…山さん!?この人……鬼だ…!!
「はい!利央見せてねー!」
「ぎゃあぁっ!山さんやめてー!!」
山さんが無理矢理成績表を奪い、テストの合計点数を見ている。
「へぇー中々じゃん。次準太ー」
「え!?ちょ、山さん!?」
山さんが俺の成績表を奪い、テストの合計点数を見る。ヤ…ヤバイ!俺今回のテストの結果は本当に駄目だったんだっけ。
「や、山さん!返し「………え?」
何故か山さんは固まってしまった
「準太………利央に負けてる」
え……ええ…!?
「嘘!嘘ですよね!!」
「だって…ほら、見比べてみ?」
俺は利央の成績表と自分の成績表を見比べてみる。
「さ……最悪だぁ…」
俺は何度も何度も成績表を見た。でも何回見ても結果は同じ。利央以外に頭が悪い人は絶対にいない。……なので
「準太罰ゲームけってーい!!」
嫌だあぁあぁ!!!
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