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□※bath time
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「何すんだよ!準太!!」
「っざけんなぁ!いっぺん死んで来い!自分が言った事分かってんのか!!」
「だーかーら!一緒に風呂入ろって言ってんじゃねーか!」
すると準太は大きく溜め息を吐き、そこら辺にあった雑誌を手に取り、読み始めた。全く…準太はホントに照れ屋だな!
「じゅーんーたーくーん」
「……」
お?今度は無視か?俺だって負けねぇからな!意地でも一緒に風呂入る!
「よいしょ…っと!」
「うわっ!ちょ、榛名!?」
俺は準太が読んでいた雑誌を取り上げ、準太を抱きかかえた。
まぁ…いわゆる、お姫様だっこってやつ?そのまま部屋から出て、準太を抱えながら静かに風呂場へと行った。
「はーなーせーっ!嫌だー!」
準太は相当俺と一緒に入るのが嫌なのかよ…。スゲェ暴れてるし。
俺ら以外は、もう全員寝てるし、騒いでたら起きるかもしれねぇなぁ。俺は準太の耳の側で、そっと囁いた。
「そんなに騒いでると皆起きるぜ…?」
すると準太は、さっきの態度とは変わって段々おとなしくなった。
「うー…榛名のバカ野郎…!」
「ヒヒ、なんとでも言え!」
少し罪悪感もあったが、これでやっと準太と入れると思うとスゲェ顔がニヤけて来る。
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