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□※10月10日
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今日は俺達にとって
特別な日らしいんだって。
〔10月10日〕
「は、榛名…い、今からチャーハン作るけど食べるか?」
「え…?」
俺は耳を疑った。だってあの準太が…
あの準太が俺に料理を!!普段の準太だったら絶対に作らねぇ。ってか、料理自体しない。
「榛名…聞いてる!?」
「ん!?あぁ!聞いてる聞いてる!食べたいです!」
「分かった…作って来るから待っとけ……」
準太はエプロンを片手に持ち、キッチンの方へ向かった。
えーっと……夢ですか…?
………痛い。自分で頬をつねったが普通に痛かった。
準太の奴…一体どうしたんだ!?なんか…変な物でも食ったのか…?俺は今日、やけに優しい準太を不思議に思った。
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